2011年2月5日土曜日

お金がなくて、水も買えません。

ボリビアのウユニを出発し、アルゼンチンの国境へ。
ついに3カ国目に突入です。
国境の町・ラキアカを経て向かった場所は、ウマワカ村。



近年に世界遺産になったばかりの『ウマワカ渓谷』の、入り口となる村です。
こちらの村、今まで南米で来たどの村よりも小さくて、
15分くらいで村の端から端まで行けちゃいそうな規模。

12時になると教会で鐘が鳴り、『アベマリア』の曲が流れる、可愛らしい村なのです。
さすがアルゼンチン、こんなに小さな村にある建物もデザインが素敵だし。





「ここでお金をアルゼンチンペソに、両替しとく?」
「ウマワカ着いてからでいいでしょ、両替所くらいあるでしょ」。
ウマワカ村へ向かうバスに乗る前、こんな会話がありました。
この時に両替しとけば良かったのですが…。

ウマワカに着いてから悲劇が起こる。
「村にひとつも、両替所がない」。
「ATMも、使えない」。
しかも、村に着いたのは金曜日の夜。
土・日曜日は銀行が開いていないので、銀行での両替もできない。

この時、そこにいた3名(私・彼・ボリビアから一緒のゆうすけくん)の所持金は
合計30ペソくらい(600円くらい)。
これで月曜日までどうやってしのぐか…。
ちなみに30ペソでできることと言えば、夕食1人分くらい。
宿は奇跡的に安いところを見つけたけど、それでも1人1泊20ペソ。
水すら容易に買えないほど、お金に余裕なし。ピンチ!!!!

そのあとは、皆、必死。
両替をしてくれるホテルがないか(両替サービスがあるホテルがたまにあるので)、
もしくはお店や個人で両替をしてくれるような人がいないか、探し回りました。
で、1軒、両替してくれるというホテルを発見。事なきを得ました。
いやぁ、でも、3名とも甘かったなぁ…抜けてたなぁ…。




何日かウマワカ村に滞在した後、いよいよ世界遺産のウマワカ渓谷へ。
プルママルカという場所では、何色もの断層にわかれた丘を見ることができます。




観光地には、たいていアルパカちゃんが。
そしてしょうこりもなく、写真を撮らせていただく。
ベイビー(生後1ヵ月)のアルパカちゃん×2。

目がくりくり~♪

前足がまん丸~♪

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2011年2月1日火曜日

鏡張りは見れるのか…!?

ツアー2日目の昼過ぎ、ツアー会社の車がホテルに迎えに来て、
いよいよ水が張っていると噂の『魚の島周辺』に行けることに。

ホテルを出た直後の地表はこんな感じ。


十数分後には…うおーーーーーー、水が張ってきたー!!!!!!!!!


感動(泣)。水に空が映されて、まるで雲の上にいるみたい!!!!


併走していた車。雲の上、走ってる、走ってるーーーーーー!!!!!
『ONE PIECE』の空島みたいになってるーーーーーーーーー!!!!!



そして魚の島に到着。名前の由来は、上から見ると魚の形に見えるからだとか。
ここには巨大サボテンが生えています。
サボテンは一年間に1センチメートル伸びていて、
一番長いものは1200年前から生えているそうです。






魚の島からの景色がまた…絶景。こんなきれいな景色、今まで見たことない(泣)。



浮いているよー、私浮いているよー。


空でジャンプ。ふわふわふわふわふわ。



はぁ…本当に、ウユニ塩湖に来れて良かった。
限られた期間の旅行中に鏡張りのタイミングに会えて、本当に奇跡みたい。
ありがとう、と神様に言いたい。もう満足です、私。


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塩のホテル。

宿泊したホテルは、机もイスも、壁もベッドも装飾品も、塩でつくられています。わーお。




塩以外なーーーーんにもない塩湖のど真ん中にあるため、
そこから見える夕焼け・星空・朝日が格別。そのため日本人観光客からは人気です。

しかし、落とし穴が。
このホテル、ライフライン(水・電気・ガス)が一切通ってないんです。
そのため、快適な宿泊先を求める欧米人観光客からは不人気。というか眼中にない。
だからこそ、今回の宿泊時も、集まった宿泊者は日本人が8名(笑)。

夜は、キャンドルを燈してみんなで食事。
ロマンチックなディナーに聞こえますが、実際は…キャンドルというか、ろうそく。
食事するところ以外は真っ暗で、まるでお化け屋敷。というか罰ゲーム。
塩でできた彫像物も、真夜中に見るともはや怖さを増幅させるためにしかない。。。

私たちはまだ8名いたから良かったけど、
前日に泊まった日本人の人は1人でこのホテルに泊まったのだとか。怖かったろうな。。。

食事のあとは皆することがなく、怖い話大会がスタート。
皆さんの話が怖すぎて、お腹痛いのにトイレに行けず。。。
彼もビビリまくり。。。夜は怯えながら就寝。

こちらは昼間の写真。夜は真っ暗です。ろうそくで照らすと、相当怖くなります。



ちなみに期待していた夕焼け・星空・朝日は、曇り&雷雨のため見れず。
「こんな天気で、鏡張りは見れるのかー!?」と、皆ドキドキしていました。


翌日は、皆で写真撮影大会(車が迎えにくるまで暇なので)。
撮影がものすごく上手な方がいて、こんな写真が撮れました。ふふふ。


で、このあと鏡張りをみれたかどうかは、次回に続く…。

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憧れのウユニ塩湖へ。

なんで南米に来ることにしたか。
それは「ウユニ塩湖に行きたかったから」といっても過言ではありません。

ある時、写真を見てからずっと憧れていた場所。

そんなウユニ塩湖がどんな場所かというと、
標高約4000メートルの場所にある塩でできた湖。
その大きさは、約120キロメートル×約100キロメートル。
そこではあたり一面、360度、地平線まで、白い地表が続いています。
そして雨が降り地面に水がたまると、鏡のように空を映し、
そこにいる人に「空に浮いている」ような気分を味わわせてくれるのです。



鏡張り(ウユニ塩湖に水がたまった時のこと)の光景を絶対に絶対に見たい。
そう思っていました。しかしそれが見れるのは、雨季の1~3月にかけてのみ。
最近では例年降水日が少なく、
1ヶ月間雨が降るのを待っても鏡張りを見れない旅人もいるくらい、希少な現象なんです。

実際、ラパスで会った旅人たちも
「クリスマスからずっと雨が降っていないし、もう鏡張りを見るのは諦めようかな」
と言っていました。

だから私たちも
「鏡張りは見れないかもしれないけど、もう行っちゃおうか」なんて話していたのですが…。




ラパスに来て4日目のこと。
「昨日、ウユニ塩湖に水が張っていたらしいよ!」という朗報が。
その10分後にはホステルをチェックアウト。
その日の夜行バスで、ウユニ塩湖へと向かいました。

ちなみにラパスからウユニ塩湖までは『悪路』として有名な道。
揺れすぎて一睡もできない人もいるとか。
実際は…震度4くらいの揺れを一晩中味わうようなバス旅。
たまにもっと大きな揺れがきて、上から荷物が落ちてきたりなんかして…。
わりと大変でしたが「ウユニ塩湖のためなら何のその」です。

で、ウユニの町へ到着。
何軒か旅行会社を訪ね、良さそうなところでツアーを申し込み。
旅行会社のおばちゃんいわく、
「ここ数日間雨が降ったから、鏡張りを見せられるわ。めちゃくちゃビューティフォーよ」。
塩湖内にただ一軒ある塩でできたホテル『プラヤ・ブランカ』に宿泊する1泊2日ツアーに
参加することにしました。塩湖へはランクルで向かいます。

写真は、彼、ボリビア国境越えから一緒のゆうすけくん、
ラパスからのバスが一緒だったべっちん、運転手さん、旅行会社のおばちゃんと。


ウユニの町を出て塩湖の入り口へ。
そこでまず「わーーーーーーー!!!」と、歓声が。

ここ4日ほどウユニ近辺で雨が降り続いていたおかげで、
塩湖の入り口でさえ既に少しだけ水が張っていたんです!!!
鏡張り、期待できます。ワクワクワクワク。



数十分間、塩湖の上を車で走り、塩のホテルへ到着。
ここには水は張っていませんでしたが、しばらくトリックアート写真を撮って遊びました。
ウユニ塩湖は360度が白い地表で影などもないため、
トリックアート写真がつくりやすいんです。こんな感じ。



その後、昼食を食べたら一泊二日組は翌日まで放置されます。
何にもすることがなく、皆で塩湖のまわりで写真を撮ったり、
ブラブラしたり、昼寝をしたり。

ちなみに塩湖は、夕方になり観光客がいなくなると本当に静かになります。
話が途絶えたりすると、キーーーーンという音が聞こえるくらい。
独特な空間です。夜の話は、次回に続く…。



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初めての国境越え。

お久しぶりです。
ネット環境が整っていない場所にいたことを理由に、ブログ更新をサボっていました。
実はもう国境越えしちゃっています。


ペルーのプーノを出て、次に来た国は、ボリビア。



プーノの長距離バス乗り場では、
今までにアレキパやマチュピチュで何回か顔を合わせている日本人・ゆうすけくんと再会。
旅人の世界は狭いのです。
皆、わりと同じようなルートで旅をしているため、同じ人に何回も会ったりします。

3人で同じバスに乗り、国境の町で出国手続きなどをしました。
「国境どこかな~」とか言っている間に、いつの間にか国境越えしていた。がーん。。。
あいのりみたいに、国境のラインをジャンプとかしてみたかった(笑)。



プーノにあったチチカカ湖はでかいので、国境を越えてもまだ広がっています。
ボリビアではバスをボートで運ぶ光景を見れました。沈まないのがすごいな…。



そうしてたどり着いたのが、ボリビアの首都・ラパス。


着いてホステルを探している時、偶然会った日本人に話を聞き、驚愕。
泊まる候補のひとつに考えていたホステルで、昨日盗難事件があったとのこと。
韓国人がバックパックを丸ごと盗まれ、日本人もPCやiPodを盗まれたそうな。
犯人はホステルの従業員の可能性が高いそうで。
どうやらその宿、泥棒宿として有名だったそうです。宿選びには気をつけなければ…。


ラパスでの目的は2つ。
(1)日本食レストランが多いラパスで、日本食を食べてパワーチャージしたい。
(2)物価が安いボリビアで、お土産をいっぱい買いたい(&送りたい)。


目的を果たすべく、
(1)日本人旅行者に大人気の店・『けんちゃん』に行ってきました。
日本食、うめーーーーー。幸せすぎる。。。
帰ったら、食べたいものがたくさん。
牛丼、ラーメン、寿司、天ぷら、お好み焼き、野菜炒め、カレーなど…
帰ったらたぶん食べ過ぎて太るわ。




(2)お土産、いっぱい買いました。


ちなみにお土産を売っている界隈には『魔女通り』と言われる通りがあります。
その由来は、リャマやアルパカの胎児のミイラを売っているから。
(ボリビアでは家を建てる時にお守りとしてそのミイラを建設予定地に埋めるらしい)。
生きているリャマやアルパカを見て「可愛い~」と興奮していた私には衝撃的な光景。。。


(おまけ)
ラパスでは、インディヘナのおばちゃんによる『おばちゃんプロレス』を見られます。
きらびやかに装飾した、あるいは街で見るおばちゃんそのままの人が
本物のプロレスリングで戦うんだけど…
おばちゃんたちの○○ツがチラチラどころかガッツリ見れて、ショーとして面白いです。


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海じゃないよ。湖だよ。

プーノという町にやってきました。
この町の観光名所といえば、町に面した大きな湖・チチカカ湖。
ちなみにこちらが、チチカカ湖。海にしか見えませんが、湖です。
この中には幾つか島があり、島と島との移動が船で3時間かかったりします。
チチカカ湖、すんっごーーーーーーーーーーい、でかいんです。



チチカカ湖ツアーは、3つの島を訪ねます。
まず、トトラという草を編んでできた浮島・ウロス島。
島も家も船も、全てトトラ。
インディヘナのおばちゃんたちが島のつくり方を説明してくれたり、
子どもたちがトトラでできた舟に乗せてくれて歌をプレゼントしてくれたりします。



チチカ湖名物・トゥルーチャ(マス料理)が食べれるタキーレ島。





そしてインディヘナの家に民泊し、
夜は民族衣装を着てダンスを踊る会に参加するアマンタニ島。
ちなみに私たちが島を訪問した日は偶然、島のお祭りの日。
インディヘナたちのパレードを見ることができました。




人のブログなどでは満足度が高いこのツアー。
正直、あんまり面白くはなかったかなぁという感想を持ちました。

なんでかと考えると、ウロス島でのおばちゃんたちの説明も、子どもたちの歌も、
アマンタニ島でのホームステイ先のファミリーの反応も、
すべてルーティンなことを繰り返している感じがしたからかな。

たとえばステイ先の場合。
今日も明日も、客は違えど外国人の観光客が来る。
いつものフローに従って、いつもの時間に食事を出し、民族衣装を着せて、
パーティー会場へ連れて行く、で朝になったら食事を出して、次の客の用意をする…。
そんな雰囲気が伝わってきちゃったのです。
彼らにとっては外国人のホームステイは生計を立てるための仕事みたいなものだし、
ルーティンワークになっても仕方ないとは思うんだけど。
まだ子どもなのに外国人の相手をさせられる子の運命に考えさせられることは多いけど。

うーーーん。。。

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