2011年2月25日金曜日

白と青の世界。~氷河トレッキング~

トレッキングでパタゴニアの自然を堪能した私たちですが、
どうしてもどうしても行きたいところをとっておいたのです。
それが…

ロスグラシアレス国立公園内にある、ペリトモレノ氷河!!
エルカラファテという町から30分ほどバスに乗ると見れる、世界遺産です。



この氷河では、トレッキングができちゃうんです。
750ペソ(日本円にして15000円くらい)+入園料100ペソ(2000円くらい)。
う…ネズミーランド(舞浜)に2回は行ける(お土産・食事込みで)…。
値段に少し迷いましたが、ここはケチるところではないっ!!!!!!
「日本に帰ってから行きたくなったら、航空費もかかるしね」と、参加を決意しました。

当日は、朝の7時に出発。
ナショナルパークでバスを降りて、展望台へ。
すると…カメラに収まりきらないくらい巨大な氷河が広がっています。
こんなに間近で氷河を見れるって…すてきですよね。



氷河を見ている最中は、しょっちゅう「ドーン!!」と氷河が崩れる音が聞こえていました。
私が見た時は、大きな音がしても氷河の表面がはがれただけだったけれど…。

本当は大崩落を見れるまで粘りたかったのですが、
アイストレッキングのツアーに申し込んでいたので、展望台にいれる時間は1時間だけ。
そそくさと展望台を去りました。



その後、ボートに乗りトレッキング場所へ。
途中で既にトレッキングを始めている人たちを発見!!
うわーテンションが上がる~↑↑↑!!!!!




アイゼンを履いて、いざアイストレッキングへ出発です。
今回はじめてアイゼンを履きましたが、これを履けばどんな坂でも登れる&下れます。
足のちからを全然使わなくて済み、普通のトレッキングよりもラクラクなんです。



こんなところを歩いちゃうんですよ。


氷河を歩くと、ザクザクザクザクと音がします。
氷の硬さは、コンビニやスーパーで売っている100円のカップかき氷みたいな感じです。




今回はツアーを率いてくれたアイストレッカーのお兄さんが大当たりだったみたいで、
色々なところに連れていってくれました^^たとえば…


クレバス。
すんごく深いので、落ちたらたぶん死にます。
溶けたばかりだという水は本当に冷たくて、乾いたノドの渇きを潤してくれます。美味しい。




穴をくぐったり。


氷でできた細い通りを通ったり。
この中は、冷蔵庫の中を歩いているみたいな感じでした。




お昼ごはんは、大きな水たまりのほとりで。
この水たまりは透明度が高くて、本当に本当にきれいなんです。




お昼ごはん(20分)のあとも、トレッキング。たぶん合計4時間くらい歩いたと思います。
(その間は、ノートイレです。そのため非常に死にそうな人がいました。ここに↓)



ツアーの最後には、氷河が白い砂漠みたいに見えました。
ウユニ塩湖といい、白と青だけの場所に来ると「異世界」感を味わえますね。
あーーーーーーーーーー、本当にきれいだったーーーーーーーーー!!!!満足!!!!

そしてツアーの最後には、ボートで氷河入りのウイスキーが振舞われました。
本物のアイスロック!!


しかしまだウイスキーの魅力がわからない私たちは、
水を入れて水割りにしちゃいました…。ウイスキー好きに怒られそう><

▼励みになりますので、押していただけるとありがたいです。
にほんブログ村 旅行ブログ 中南米旅行へ
にほんブログ村

初日の出は、パタゴニアで。

トレッキング3日目は早起きし、
キャンプ場のすぐ近くにある湖へ朝日を見に行ってきました。

12月31日の夜に日本から旅立ち、それからは正月らしいことはしていなかったので
私たちにとっては、この朝日が初日の出になります。

6時半にはテントを出たのですが、まだまだ月が見えます。

パタゴニアの朝は、めちゃめちゃ寒い。
朝日が出るまで待機できるように、寝袋持参です。



あ、光がちょっと出てきた…。



朝日を浴びて、フィッツロイの山も赤く染まっていきます。
季節によっては、フィッツロイがもっともっと真っ赤になるらしいですよ!



朝日を見れて満足したので、朝ごはんを食べてトレッキングを再開。
次のキャンプ場へと向かいます。

途中にあった湖。
雪をかぶった山が映っていて、とてもきれい。



朝までとは違う角度から見たフィッツロイ。
雲をかぶってしまいましたが、これはこれでいい。



公園を歩く中で、色々な景色が見れます。
さすが、世界遺産。



夕方には曇ってきちゃいました。曇ると、山が荘厳なかんじに…。


ちなみに園内の川・湖の水は飲めます(藻とかが色々浮いていたけど…)。



ナショナルパーク内ではシャワーを浴びれないので、
3泊目くらいになると、本当に本当にお風呂に入りたくて仕方なくなってきます。
寒くて川や湖には入れないし…。


そして食事。
時間がなくてしっかり買い物できなかったため、ほぼ炭水化物のみ。

(4日間の食事)
1日日⇒                       夜:おじや
2日目⇒ 朝:サンドイッチ、昼:サンドイッチ、夜:ガーリックパスタ
3日目⇒ 朝:サンドイッチ、昼:オレオ    、夜:チーズとガーリックで味つけしたごはん
4日目⇒ 朝:味噌汁

肉と野菜が食べたくて食べたくて。ビールが飲みたくて飲みたくて。
4日目に町に戻るのが楽しみで仕方ない状態。


だからこそ4日目の朝にキャンプ場を出て町に戻った時には、

↑こんな感じに(笑)。

運動不足で厳しくもありましたが、
パタゴニアの美しい自然が見れて本当に良かった。
大満足のトレッキングでした。

▼励みになりますので、押していただけるとありがたいです。
にほんブログ村 旅行ブログ 中南米旅行へ
にほんブログ村

パタゴニアって、土地の名前だったんだ…。

スポーツブランドの『パタゴニア』は知っていましたが、
旅行の計画を立てるまではパタゴニアがどこにあるのか知りませんでした。

『パタゴニア』は南米大陸の南部のこと(国としては、チリとアルゼンチンの南部)。
「南極までもう少し」のところにあり、雄大な自然が広がっているのが特徴です。

『パタゴニア』といえば、
世界のトレッカーが憧れるナショナルパーク(トレッキングコース)がいくつもあります。
ということで、私たちもエルチャルテンにあるナショナルパークへ行ってきました。
3泊4日のトレッキングです。



初日はキャンプ場までのトレッキング。
スタート時間が夕方からだったにも関わらず…めっちゃ暑い~。。。
(ちなみにパタゴニアでは日が暮れるのが夜の9時過ぎなのです)
加えて、トレッキング初心者のため、荷物をつめすぎた~重い~。。。


灼熱の中、地獄のようなトレッキング。
世界のトレッカーの皆さまが知ったら怒られそうですが、
初心者かつ運動不足の私には、景色を楽しむ余裕がありませんでした;;

ちなみに日本では登山中に「こんにちは!」って登山者が言い合うように、
アルゼンチンでは「Hola(オラ=やぁ)!」って挨拶します。
国を関係なく、笑顔で挨拶し合うのは、とっても気持ちが良いもの。
しかも外国の人は本当に花が咲くような笑顔で答えてくれるから、
なんだか嬉しくなっちゃいました。



トレッキングスタート時点はものすごく遠くにあったフィッツロイ。
写真じゃわからないかもしれませんが、フィッツロイの近くまで歩いてきました。


4時間ほど歩き、キャンプ場に到着。
レンタルショップで借りたテントを張って、夕食を用意。人生初のテント生活です。わくわく。


夜中はきれいな星が見えていた…はずなのですが、
疲れていたため「また明日の夜に見よう」と爆睡しちゃいました。
そして翌日からは毎晩曇りで結局星は見えなかった…。もったいな~い!!


翌日は、キャンプ場の近くにある湖へ。
ここからはフィッツロイの姿がよく見えます。



ちなみに…フィッツロイは、パタゴニアのロゴになっているんですよ。
山の形、見比べてみてください^^  ↓↓↓




▼励みになりますので、押していただけるとありがたいです。
にほんブログ村 旅行ブログ 中南米旅行へ
にほんブログ村