2013年3月23日土曜日

パンタナールで発狂。

トラックで走り、ジャングルのようなところへ到着。
ツアーのスタッフに続いて、キャンプ場まで少し歩きます。




荷物を持って、膝くらいまである池を渡ります。





「!?」
キャンプ地に到着した瞬間、
前を歩いていた彼の白いシャツが、真っ黒に染まりました。

よく見ると、自分のまわりも何か変。
何かにまとわりつかれている感触と、何かが鳴いている音。
そして、何だかかゆい。

……かゆい?

私たち、一気に100匹以上の蚊に全身を囲まれ、刺されていたのです。
今思い出しても、身の毛がよだつ景色。

しかし、それもパンタナールでは当たり前の光景。
もちろんみんな虫除けの薬は持っているのですが、
現地のスタッフも、前日から来ていた他の観光客も、
全身が真っ赤になるくらい蚊に刺されているのです泣。
雨期で、蚊が普段以上に繁殖しているとのこと。

パンタナールに行かれる方は、マラリアの予防接種を
絶対に受けた方がいいです。。。


寝るところは、2つのうち好きな方を選べます。
1)よく小学校にあるニワトリの小屋を大きくしたような場所に、
幾つかのハンモックを吊るしてある場所。
通気性がよいので少しは涼しいが、小屋の中にも蚊が飛んでいる。

2)2人用のテント。
ただし蚊を防ぐためにテントを閉じると、
熱帯の地域のため、じめじめとした灼熱の中で一晩を過ごすことになる。

蚊が本当にしんどかったので、2のテントを選びました。
精神が崩壊しかけた彼は「もう帰りたい」と言いながら…





結界師に変身。蚊取り線香でせっせと結界を貼ります。




蚊がね、本当に本当にすごいんです。
どこに行っても、全身に大量の蚊が襲いかかってくる。
精神が崩壊しました。

シャワーを浴びていると、水を止めた瞬間に蚊が寄ってくるのですが(かしこい)、
そんな奴らには石けんの泡を投げて殺していました。
軽く50匹は殺したかな。
鬼の形相をしていたでしょうね。ええ。

テントの外に出た瞬間に蚊が寄ってくるんです。
私は「蚊にマッチで火をつければいいんじゃないかな…」と
目をギラギラさせながら言っていたそうです。。。こわっ!

そして、夜。
蚊対策のために閉じたテントの中は、苦しいくらいに蒸し暑い。サウナレベル。
そんな中でも、彼はスヤスヤ寝始めました。

私、暑さに耐えきれなくて辛くて辛くて……。
外に出たら大量の蚊に襲われるし、逃げ場のない地獄。
気がつくと
「うああああああーーーーーーー!!!!!暑い暑い暑い!!!!!!」
と叫んで頭と体を掻きむしっていました。
ホラー映画のような狂いっぷり。


翌日は、パンタナールのアニマル鑑賞ツアーに出発。





またこのトラックに乗って行きます。


お尻への振動が、はんぱない笑。






あぁ。





写真で見ると実物以上に綺麗に見えてしまうのが憎たらしい。




パンタナールに来る人の最大の目的は、
このアニマル鑑賞ツアーなんです。

2時間程のツアーで見れた動物を紹介しましょう。




馬の群れ




猿1匹



アヒル1匹



黒い鳥2匹



ワニの死体(どこかに写っているらしい?)


……動物園に行けばよくない泣!?



ツアーのガイド曰く、
「今は雨期だから、動物あまり見れないんだよね。ハハハ!」
泣。来た意味なし!


ケチな私たちは普段そういうことは絶対にしないんだけど、
2泊3日の予定のツアーを1泊にし、その日の午後に帰ることにしました。
蚊といい、動物見れないことといい、体力的にも精神的にも限界。
ミスったぁ。調査不足。


帰りのトラックで、外国の方が言っておりました。
「あなたたち、もう帰るの?まぁ仕方ないわよね。
 あそこに3泊いれたら、スーパーマンよ」と。




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地獄のパンタナール。 〜序章〜

カーニバル翌日、
ボニートから車で出発し、パンタナールに向かいました。
車で数時間走り、パンタナールツアーの出発地点に到着。


ちなみにパンタナールとは、世界最大級の熱帯性湿地です。
ブラジル国境の旅行会社のスタッフ曰く、
「ワニとか、ジャガーとか、色鮮やかな鳥や魚とか、
見たことがないような珍しい動物をたくさん見れて最高にクールな場所さ、アミーゴ!」
とのこと。



パンタナールのキャンプ地までは
トラックで向かいます。


この荷台みたいな場所に乗ります。


この日、トラックに乗ったのは
私たち+ブラジル在住の男性2人組。


出発してビックリ!!!!!!


道がとんでもない悪路(粘度状の土が轍で凸凹に固まっている状態)で
トランポリンのように体が跳ねて、車に打ち付けられるんです。
車の外に投げ出されないように、必死に手すりを掴んでいました。
下手なジェットコースターよりも怖いし、痛い笑。
出発して10分くらいで、来たことを後悔し始めました;;


そして出発から30分程で悪路により車が故障し、立ち往生。

疲労困憊。


恐怖の移動で疲れきっていた私たち。
「車が直らなければキャンプに行かなくても済むよね。直らなければいいね!」
なんて願っていました。



そしてその横を通り過ぎていくカウボーイと牛。


牛の行進が5分は続きました。どんだけいるんだ!?


30分程待ったところで、残念ながら笑、通りがけの車の協力で車が回復。
パンタナールキャンプ地への旅は続くのでした。




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2013年3月17日日曜日

カーニバル前のいざこざと、ラテン気質。


綺麗な川で泳ぎ、心が洗われた日。
帰り道で、こんな虹を発見。
わおー!

奥を、奥を見て!


縦の虹!?


私たちはブラジルと相性が悪いのかもしれません。
ブラジルでは、いいことがあった直後に、災難がふりかかる。

川から宿に戻ると、宿のスタッフよりビックリなお知らせが。
要約すると、宿のスタッフの手配ミスにより
翌日から行く予定のパンタナールへのツアーが半日遅れると。

おいおい。
外国では、「予定通り」ということは重要じゃないのかもしれないけど
私たちは限られた時間の中で旅行してるんだってば!

「約束と違う。そっちのミスだし、ツアーをキャンセルしたい」と言っても
「僕にはどうにもできない」で話が進まず。
宿のスタッフの上司であり、旅行会社のボスという人と電話で交渉。
「キャンセルしたい」「勝手なことを言う女、クレイジー!」で怒鳴り合い。。。
結局、チケットを取り忘れた宿のスタッフが何とかしてくれることで落ち着きました。

宿のスタッフの前で、借りた携帯でボスと怒鳴り合う
(その間、宿のスタッフはしゅんとして耳を傾けている)。
普通に考えたら、本当に気まずい状況です。

でもラテンの人は、本当に、どこまでいってもラテン気質。明るい。
電話が終わったら、
「じゃ、これから一緒にカーニバル行こうぜ!」
…ま、まじ!?

宿のスタッフ。本当にすごいよ。その切り替えの早さ!



ラテン気質って、本当に本当にすごい。
これ嫌みじゃないよ。

底抜けの明るさというか楽天的というか、バカというか、
ちょっと前まで気まずかったのに
終わった瞬間にそれを忘れて(忘れたフリをして?)
「一緒にビール飲もうよ、楽しいカーニバル行こうよ」って
明るく言えちゃうところに(しかも実際それを実行するところに)、
ネクラな私は本当に感心しちゃったんです!
怒りも忘れたわ。


見習いたいよ、本当に。


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ボニートはボニート?



なんとかボニートに到着。

ボニートという町は、その名の通り
Bonito(ポルトガル語で綺麗)な透き通った川でのシュノーケリングが人気です。

例の旅行会社のブラジル人からも、もちろん
「ボニートに行ったら、絶対シュノーケリングしてきてくれよ!
僕もまた行きたいよ、アミーゴ!!
え、混雑? 大丈夫大丈夫! とにかく楽しんできたまえ、アミーゴ!!」
と、綺麗な水中の写真を見せてもらいながらオススメされていたわけですが。

町に着いていざツアーを申し込みに行ったら、私は驚いたよアミーゴ。
ボニートの旅行会社のおじさん、
「今は雨期だから川は濁っていて綺麗じゃないよ、ハハハ。
それにカーニバル期間なのに今更申し込みに来るなんて…どこも満杯だよハハハ」
ってさ。

え。。。。。
え?

シュノーケリングできないのー><!?
結局、色々な会社をまわり、
近隣で2番目に綺麗だという川のツアーをキャンセル待ちでゲット。

実際のツアーは…



いざ行かん!

バタバタ泳ぐと砂が舞ってしまうので、流されるだけ。



お魚の群れ。

けっこう近くを泳いでいる。怖い。



楽しかった♡にっこり。




川は濁っていたけれど、
澄んだ川と、お魚には、人を癒す力がある。うん!

そして、アミーゴを多用するブラジル人は信用してはいけない。うん。




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