2011年2月6日日曜日

ボカジュニアーズ VS リバー。

アルゼンチンワインの大半を生産しているというメンドーサ。
街のどの通りも並木道になっていて、散歩をしているだけで楽しい気分になっちゃいます。
オシャレなカフェも多く、ウィンドウに飾ってある洋服も可愛くて。
「都会に来たなぁ」と実感。




メンドーサ到着初日、嬉しい偶然が。
アルゼンチンサッカーの2強チーム、
ボカジュニアーズ(2002年に高原がいたチーム)と、リバーの試合が
メンドーサの競技場で今夜行われるとのこと。

絶対見なくては!!ということでチケットを買いに街のチケット屋さんへ。
しかし「もう売り切れているよ。買えるとしたら競技場に行ってみな」だって。

競技場は遠いのでタクシーで向かうも、
運転手のおじさんも「チケットないの!?今からじゃもう買えないよー」と呆れ顔。
それでも競技場に着いたら、とりあえず入り口の方へ。

ちなみにアルゼンチンやブラジルなどではファンのノリが熱く、
試合後に何人も怪我をするような喧嘩が起こることも珍しくない。
だからどっちのチームを応援するかで入り口がわかれているんです。
とにかく人の流れに沿って20分くらい歩くと、リバー側のファンで賑わう場所へ。
あまりに人が多いため、警察官が入場制限をしています。

ファンらしき人の1人に「チケット持っているのか?」と聞かれ、「ない!」と答えると…
カバンの中からチケットをチラリと覗かせ「ここにあるぞ」と。
この人、ダフ屋だ~。
警察にバレたらまずいらしくコソコソ取引しましたが、
思いのほかあっさりとチケットを買えました。ほっ。

競技場に入るまでに驚いたこと。
日本ではたとえば遊園地でコースターに乗る時など、係員の人がゲートを立てて
「ここまでの人はここから先に進んでいいですよー、あなたはちょっとここで止まって」
なんてやりますよね?

アルゼンチンのサッカーの場合…
入場制限をするのに使われるのは…馬。
馬に乗った警官が道の両端に立っていて、
ある程度ひとが通ったら両側の馬が真ん中に寄ってくる。
恐ろしくて、そりゃ止まりますよね。

夜の22時に花火が打ち上げられ、試合開始。ファンのノリがすごいです。
発炎筒でそれぞれのチームカラーの煙が出ているし、
サンバみたいな音楽が鳴り続け歌いまくりだし、地面揺れているし。
その時、思いました。「ノリが悪いと、ファンに殺される…」。


小さい子もノリノリ。可愛い。


ボカサイドの応援は超元気だし、ボカの方が有名だし、
「やっぱりボカが勝つのかなぁ」と思っていた我々。
しかし、まさかのリバーが先制点。ファン大喜び。私たちも超嬉しい・楽しい。

が、数十分後、1点入れられ引き分けに。
選手も明らかに疲れ始め、最初は素晴らしかったパスもグダグダに。
すごいのはキーパーだけ。ファンもお葬式モード。そのまま後半戦に突入。
結局引き分けで試合終了。ちーん。

試合が終わったのが夜の12時。
「これだけ人が多いんだし、稼ぎ時だからタクシーが来ているよね」
という私たちの考えが甘かった。

ここは日本ではなくアルゼンチン。タクシー全くなし。
タクシーが通っても無視され、ハイスピードで去られる。
たぶん運転手が早く帰りたいからだと思う…。

結局、徒歩2時間20分かけて宿に帰りました。
途中に何軒かレストランがあったのですが、どこもサッカー観戦後の客で大混雑。
夜の22時から夕食を始めると言われているアルゼンチンとはいえ、
子どもが夜中の2時にレストランにいる光景にはちょっと驚きました。。。


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